2013年5月18日土曜日

中山(上市町)


2013年5月18日(土) 中山(上市町) 1255.0m

 今回の行先は上市町でもかなり奥まった所にある、馬場島から中山へ。

 馬場島へは上市町の役場付近から30~40分は余裕でかかります。

 中山は、最近ではガイドブックなどに多く載っていて、かなりの人気スポットになっているようです。




 とはいうものの、移動距離の割には標高差もあり、きつい登りは覚悟していたものの、ここが初めての私たちにとっては、まさかの大冒険になってしまいました。






 馬場島手前の立山川を渡る橋の前後に駐車場があります。登山口に近い駐車場にはすでに何台かの車が停まっており、登り始めている人もいるようです。














 登山口には「遊歩道」の案内板が。そもそもこれが今回の誤解の始まり。
 そんな生易しいものではなかった。












 高度差は全体で約600mあり、1200m付近までは一気に休む場所もなく登り続けることになる。
 かなりきつく、何度も後悔しそうになります。



人工的な階段だけではなく、時折このような天然の「階段」もあります。












 


 中腹からはなんと雪渓になり、足を取られながらも登り続けることになりました。
 ここで、すでに帰り道の心配が。

 雪渓を登りきり、やや平坦な五本杉ノ平には変わった形をしたタテヤマスギの巨木が私たちを迎えてくれました。

ほどなくして、雪に覆われた山頂に到着。山頂からは、剱岳を中心とした山々が手中に。

 帰り道は、反対側の東小糸谷へ。
 雪渓を滑り降りるように進む。
 
 ちなみに、この写真中央には遥か下界に点のような車が。スカイツリーの特別展望台よりも高い位置から見下ろしているのだからそれも当然か。

 雪解け水により、丸太?での沢渡りが必要となる場所があり、都合3回沢渡りをすることとなります。
 かなりの水量だったので、足を滑らさないかとびくびくしながらもなんとか渡り切りました。


 しかし、立山川の河原が見えれば、これまでの疲れが吹っ飛びます。


 今登ってきた中山を左に見ながら、馬場島キャンプ場まで砂利道から舗装路に変化する道を歩き、スタートまで戻ります。
残念だったのが、今回登り始めから終始、小虫に取りつかれてしまったこと。
他の山へ行っても、こんなに小虫が多いところはありませんでしたが、いったいどういうことなのでしょうか?

2013年5月5日日曜日

塔倉山(立山町)~岩室の滝

2013年5月5日(日) 塔倉山(立山町) 726.3m

  塔倉山は富山中部広域農道(スーパー農道)から、白岩ダム方面へ入り、目桑(めっかと読む)から林道へ入る必要があります。

 国土地理院の地図には、登山道の表記が無いため、他のデータを横目に見ながらルートを起こしてみました。ところどころ平坦なところや、ちょっとしたアップダウンもあり、なんとなく楽しめそうな雰囲気です。


 目桑の公民館をすぎてすぐに、「白炭窯の里」の看板が左手に。そこから鋭角に林道へ入ります。

 林道の途中からもすでに平野部が一望できるようになっています。

 林道を道なりに進むと、このような立て看板を見つけることができます。
 この周りには多少の駐車スペースがあります。

 登り始めてすぐに砂防堰堤とサワグルミの木が見られます。

 そこからは作業道のような道が何回か折り返しながら続きます。
670m地点には「展望台」と名付けられた、やや開けた場所が設けられています。
  「展望台」からも山越しに平野部が一望できます。
 「展望台」からは尾根沿いの道が続き、快適に進むと、長倉ルートからの合流点にたどり着きます。
 ここから10分もかからないうちに山頂にはあっけなくたどり着くことができます。
  山頂にはやや不思議な描き方をした案内図が。中央部とそれ以外は全く別物の図になります。
  山頂には立派な石碑が建てられていました。
 建てられたのは平成十年だそうですが、まったく古さは感じられません。
  先ほどから何度か見た景色でも、さすが山頂からは一味違います。
  この先には東峰(こちらのほうがやや高い)へ続く道が存在しています。が、あまり魅力を感じなかったので今回はパス。
  鍬崎山はまだまだ雪景色です。
  大日岳や剱岳方向もはっきりと見通すことが出来ました。

  なお、林道にはこのように落石も多く、かなりの危険が伴います。
 最悪、閉鎖していることも考えられますので、来られる際は事前の情報収集をお願いします。
帰り道、白岩ダム付近ではカモシカに遭遇。車の動きをじっと見つめる姿が印象的でした。
  意外に行程が早く進んだので、岩室の滝に寄ることに。
 林道をさらに進めばここまでたどり着けるようですが、落石が怖いので、いったん戻って「大観峯自然公園」へ向かう途中から入ります。

 「とやまの滝37選」らしいのですが、残りの36滝は???
  岩室の滝は、あまり大きな滝ではない(落差25m)のですが、夏場に来ると良い避暑地になりそうです。
上記写真の左手側には、手すり付の歩道が少し続いており、このように滝つぼにかなり近づくことができ、まさにマイナスイオンでいっぱいです。

2013年5月4日土曜日

千石城山(上市町)

2013年5月4日(土) 千石城山(上市町) 757.3m

  上市川第2ダム(早乙女湖)のほとりにある、剱親自然公園(つるぎ-しん-しぜんこうえん)から入る林道を進んだ先に、今回目指す千石城山への入り口があります。

 遊歩道が整備されているとのこともあり、登山というよりもほとんどハイキング感覚で登れそうです。



 自然公園内から見た千石城山。
 かなり高そうに見えますが、実際はここからさらに150mほど林道を登った展望櫓のある駐車場の先に遊歩道への入り口はあります。

 「展望台」と書かれた案内板を目印に遊歩道が続きます。

 立派(だったはず)な橋は壊れており、代わりの板が申し訳なく置いてある箇所があり。

  「展望台」にはベンチがあり、休むことができるが、特に展望できる感じではないです。
 なお、写真右手奥からは、第2登山口に向かうことができ、林道へ簡単に抜けることができるるらしい。

 これがその景色。これならば、いっそのこともう少し頑張って山頂まで行くべき。

 尾根をたどり、少し急な傾斜を登れば、じきに山頂まで到達できます。


 山頂からの景色は、富山市街地側は木の陰になるものの、早月川の上・下流両方向が一望できます。
 あまりの雄大な景色に言葉を失います。


 残念ながらこの日は剱岳山頂付近は雲に覆われてはっきりとは見えず。

 なお、千石山城跡として少し剥げてはいるが、歴史を説明してくれる案内板も山頂にはありました。